【選ばれたのは◯◯でした】ストレスさえも消し去る、日本の最強の事務用消しゴム3種

消しゴムを使ったことがない人はいないだろう。

いきなり何の話だよと思うだろうが、私は何を隠そう生粋の消しゴムマニアなのである。

今回は幼稚園から大学までありとあらゆる消しゴムを使い倒してきた私が、独断と偏見で選んだ日本の最強の消しゴムを紹介していく。

審査基準と選んだ消しゴムのタイプ

選ばれたのは、この3種4つの消しゴムでした。

別に批評家ぶるわけではないが、一応今回の審査基準と選んだカテゴリーについて説明する。

審査基準

審査基準は、「消字性」「消しクズのまとまりやすさ」「汚れにくさ」「堅牢性」で選んだ。

「汚れにくさ」というのは、消しゴムだけではなく消した際に紙も汚れにくいか、というものである。

「堅牢性」は文字通り消しゴムの欠けにくさを表している。

なお、それぞれ5段階で評価をつけた。

選んだ消しゴムのタイプ

ちょっと意味がわからない人がいるかもしれないので、少し丁寧に説明する。

消しゴムには大体次のカテゴリーに分かれている(気がする)。

  1. サラサラ消せる系
  2. 消しクズがまとまる系
  3. とにかく減らない重量系

いや、ほんと偏見だけどね!!

サラサラ系は文字通りサラサラ消せるので多くの人に好まれやすい消しゴムのこと。代表例はMONO消しゴム。

まとまる系は消しクズをまとまらせることに特化した消しゴム。小学生がよく使ってるイメージ。代表例はまとまるくん。

重量系の消しゴムは、実際にちょっと重さがあって消しクズがほとんどでない、それでいて全然消しゴムが減らないタイプのもの。一番使ってて飽きるタイプだがコスパは抜群。代表例はスタッドラー消しゴム。

今回は一番ノーマルなサラサラ系を紹介する。というのは、まとまる系や重量系よりサラサラ系の方が実際に使ってみて良かったからだ。

FORM ERASER フォームイレーザー(パイロット)

事務にも製図にも使える

事務にも製図にも使える
4.5 5 0 1
消字性 ★★★★★ まとまり ★★★★☆  汚れにくさ ★★★☆☆  堅牢性 ★★★☆☆
消字性 ★★★★★ まとまり ★★★★☆  汚れにくさ ★★★☆☆  堅牢性 ★★★☆☆
4.5/5
Total Score
Very good

最初に紹介するのは万年筆やペンでお馴染みの文具メーカー「PILOT」社の「FORM ERASER」という消しゴム。

私が初めて出会ったのは小学3年生のころ、学習塾で友達が使っていたコレを偶然借りた時だった。

「何これ!!めちゃくちゃ使いやすい!!」と衝撃を受けた。

それまで私は小学生女児向けの可愛い香り付きの消しゴムを使っていたから、衝撃的な消し易さだったのを覚えている。

消しゴムの裏側にも記載してあるとおり、軽く消せる秘密は「特殊発泡体(FORM)」を採用しているからだそう。

消しゴムを消してみると、削れた表面がざらざらとしており発泡しているのがわかる。

消した感触はサラサラとした感じで、消しクズがまとまる上に散らばらないのでかなりストレスが無い。

白い消しゴムなので汚れやすいのが少し残念なところだが、紙に黒い汚れがつくわけでは無いのであまり気にしなくて済む。

MONO モノ(トンボ)

一周回って結局これ!堅牢性が従来より向上

一周回って結局これ!堅牢性が従来より向上
4 5 0 1
消字性 ★★★★★ まとまり ★★★★☆  汚れにくさ ★★★☆☆  堅牢性 ★★★☆☆
消字性 ★★★★★ まとまり ★★★★☆  汚れにくさ ★★★☆☆  堅牢性 ★★★☆☆
4/5
Total Score
Good

やっぱり「消しやすい消しゴム」の代表格といえば、「トンボ」の「MONO」消しゴムだろう。

私の人生の中で最も使った個数が多いものである。

MONOは唯一の欠点として「消しゴムが欠けやすい」という問題があったが、近年消しゴムのスリーブ(紙ケース)の四片に切り込みを入れることで、折れやすい消しゴムの四角にダメージを軽減した工夫がなされた。

そのおかげで従来より堅牢性が向上し、折れにくくなった。

しかしながら思いっきりガシガシ消すとやはり折れたり欠けたりしてしまうので注意が必要なところである。

折れにくい消しゴムの使い方を後述しておくので、ぜひチェックしてみてほしい!

また、消しゴムも汚れやすいので紙を汚したく無い時はしっかり汚れを削り切ってから使うことをお勧めする。

デメリットを挙げたものの「やっぱりこれ」という愛着の良さは今回紹介する消しゴムの中でもトップだと思う。

RESARE リサーレ・プレミアムタイプ(コクヨ)

全てが最高。とりあえずこれ使って。

全てが最高。とりあえずこれ使って。
5 5 0 1
消字性 ★★★★★ まとまり ★★★★☆  汚れにくさ ★★★★★  堅牢性 ★★★★☆
消字性 ★★★★★ まとまり ★★★★☆  汚れにくさ ★★★★★  堅牢性 ★★★★☆
5/5
Total Score
Amazing

最後に紹介する消しゴムは、「コクヨ」の「RESARE」。リサーレと読む。

これは自分が今まで使ってきた中で一番最高の消しゴムだと感じた。

消しやすさや堅牢性はもちろん、程よいまとまりでなおかつ汚れが目立たない。(黒色タイプ)

消した感触は先ほど紹介した「FORM ERASER」と対して変わらない。同じく特殊発泡体が使われており、さらにイレースポリマーというなんだかすごい成分が含まれているようだ。

この消しゴムのいいところは「消しゴムも汚れが目立たないし、紙も汚れない」という点。

消しゴムが黒鉛で汚れているところを避けながら使うのははっきり言ってストレスが溜まる。でもこれはそんなの気にせず紙を汚さないで消せる。

黒い消しゴムというものに抵抗感がある人が少なからずいるだろうが、黒い消しゴムは汚れが目立たないのでかなりお勧めだ。なんとなく清潔感(?)を感じることができる。

消しクズも散らばらないで消しゴムに引っ付いてくれるので掃除が楽になる。軽い力で消せるので消しゴムも折れにくい。

残念な点を一つ挙げるとするならば、この消しゴムは減りが非常に早い。毎日勉強する受験生なら半年くらいでなくなってしまうだろう。

ちなみに、写真にも載せている通りリサーレは白色タイプもある。白色は意外とレアで黒とは違ってすこーしだけ細長くなっていてスリムになっている。

このミニマルなデザインが好きで、私は現在白色を使っている。

白色だけでなく、ピンク・オレンジ・緑・青とカラーバリエーションも豊富なので自分の推しカラーと合わせてみるのもおすすめ!

折れにくい消しゴムの使い方

ここでTipsということで、折れにくい消しゴムの使い方を紹介する。

消しゴムを使っていたらうっかりボロッと折れてしまった経験をしたことのある人は多いだろう。

そこで私は長年の研究した結果、ついに折れにくい使い方を解明した。

簡単である。

  1. 紙ケースから消しゴムを出しすぎない
  2. 紙ケースから出した消しゴム部分を短く持つ

たったこれだけで消しゴムの折れる確率が大幅に減る。(なお、個人の研究の成果なのでこの方法で折れたとしても責任は取らない)

イメージとしては、消しゴムを消す際にグニグニとさせるのではなく、指で掴んで固定する感じ。

なるべく消しゴム本体に負担がかからないように、押さえてあげるとどうやら折れにくいらしい。

消しゴムが折れて困るという方はぜひ試してみて欲しい。

いい消しゴムを使うと、ストレスが減る

以上、かなり熱く消しゴムを語ってしまったが楽しんでいただけただろうか。

消しクズの処理が面倒・消しゴムが汚れているせいで紙が黒くなった・消しゴムが折れてしまった…

毎日のちょっとのストレスが減ることで、かなり快適に過ごすことができる。

気になった消しゴムがあった方は、ぜひ文房具屋さんに直行してくれると嬉しい。